- 2024/10/01 掲載
NY外為市場=ドル上昇、FRB議長がタカ派発言
パウエル議長は、経済成長や貯蓄率、個人所得に関する最近のデータ修正により、FRBが注目してきた「下方リスク」の一部が取り除かれたと発言。また 住宅サービスインフレが望ましい水準に落ち着くにはおそらく数年を要すると警告した。
スタンダード・チャータード銀行(ニューヨーク)のグローバルG10為替部門の責任者、スティーブ・イングランダー氏は、議長の発言は「タカ派的だった」とし、「市場は、FRBが本当に25bp利下げでとどめるのではないかと心配し始めているのかも知れない。市場は、FRBが利下げを前倒しで実施するつもりだとみていた。実際、パウエル議長は、前回FOMC後の会見では言及しなかったような方法で上振れリスクに触れた」と指摘した。
CMEグループのフェドウオッチによると、トレーダーらは現在、11月に50bp利下げが行われる可能性を35%と見込んでいる。パウエル議長の講演前は約37%、27日は53%だった。 ドル指数は0.42%高の100.86となった。
ユーロは0.34%安の1.1125ドル。ドル/円は1.17%高の143.85円となった。 豪ドルとニュージーランドドルは上昇。中国人民銀行(中央銀行)が27日、金利を引き下げ銀行システムに流動性を注入したことを好感した。
豪ドルは0.09%高の0.6908米ドル。一時は0.69435ドルまで上昇し、2023年2月以来の高値を付けた。 ニュージーランドドルは0.03%高の0.6342米ドル。序盤には23年7月以来の高値となる0.63790米ドルを記録した。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3.73%下落し6万3355ドルとなった。
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