- 2024/09/20 掲載
タイ中銀総裁、独立性必要と強調 政府は利下げ要求
シンポジウムで、利下げは短期的には成長を支援するが、インフレとトレードオフの関係にあり、債務蓄積や投機といった脆弱性にもつながりかねないと指摘。これらのリスクは長期的な成長を抑制、危機につながる可能性があるとし、物価安定には中銀の独立性が重要と述べた。
政府は、財政刺激策を補完すべく利下げを繰り返し要求。中銀は、金利水準は適切との立場で、構造問題が成長を妨げていると主張する。
タイ中銀は政府からの度重なる利下げ要求に抵抗しており、主要政策金利はこの1年にわたって10年来の高水準である2.50%で据え置かれている。次回の金利決定会合は10月16日に開催される予定。
ペートンタン首相は、首相就任前に、中銀の独立性が経済問題解決の障害になっていると発言していた。
PR
PR
PR