- 2024/09/20 掲載
米国株式市場=ダウ・S&P最高値、大幅利下げ好感
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国株式市場は、ダウ工業株30種とS&P総合500種が終値での最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が18日までに開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%ポイント利下げを実施し、年内の追加利下げの可能性を示唆したことを好感している。
この日発表された週間の米新規失業保険申請件数がエコノミスト予想に反して減少し、4カ月ぶりの低水準となったことも相場を支援した。
テスラは7%超、アップルとメタ・プラットフォームズは4%近く上昇した。エヌビディアも4%高となり、フィラデルフィア半導体指数は4.3%上昇した。
FRBは18日、0.50ポイントの利下げを決定。インフレは抑制されているとの確信が強まったと指摘した。パウエル議長は、米経済は堅調で、今後の利下げペースは中銀が決定すると述べた。
D.A.デビッドソンのリサーチディレクター、ジェームス・ラガン氏は「FRBはかなり堅調な景気を確認したため、これまでアンダーパフォームしていたセクターの一部に資金が流れている」と指摘した。
小型株のラッセル2000指数は2.1%上昇した。金利低下で営業コスト縮小と利益拡大が期待されている。
S&P総合500種の11セクター中8セクターが上昇した。情報技術が3.08%高、一般消費財も2.2%上昇した。
フェデックスは時間外で10%下落した。2025年度の収益目標を下方修正したことが嫌気された。
エバーコアISIの1970年以降のデータによると、S&P総合500種は最初の利下げが行われてから半年間で平均14%上昇している。
一方、9月は米株式市場が軟調になることが多く、S&P500種は1928年以降平均1.2%下落している。
プライムレート引き下げでシティグループやバンク・オブ・アメリカが買われ、S&P500銀行株指数は2.5%上昇した。
S&P総合500種では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.4対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は123億株。直近20営業日の平均は108億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42025.19 +522.09 +1.26 41972.56 42160.91 41832.09 .DJI
前営業日終値 41503.10
ナスダック総合 18013.98 +440.68 +2.51 17980.89 18099.93 17909.75 .IXIC
前営業日終値 17573.30
S&P総合500種 5713.64 +95.38 +1.70 5702.63 5733.57 5686.42 .SPX
前営業日終値 5618.26
ダウ輸送株20種 16331.72 +260.27 +1.62 .DJT
ダウ公共株15種 1042.39 -7.67 -0.73 .DJU
フィラデルフィア半導体 5066.65 +207.36 +4.27 .SOX
VIX指数 16.33 -1.90 -10.42 .VIX
S&P一般消費財 1582.45 +34.02 +2.20 .SPLRCD
S&P素材 595.17 +8.72 +1.49 .SPLRCM
S&P工業 1131.91 +19.48 +1.75 .SPLRCI
S&P主要消費財 882.51 -5.11 -0.58 .SPLRCS
S&P金融 758.03 +8.78 +1.17 .SPSY
S&P不動産 279.37 -0.65 -0.23 .SPLRCR
S&Pエネルギー 678.74 +8.18 +1.22 .SPNY
S&Pヘルスケア 1812.06 +6.25 +0.35 .SPXHC
S&P通信サービス 307.59 +5.69 +1.88 .SPLRCL
S&P情報技術 4351.30 +130.14 +3.08 .SPLRCT
S&P公益事業 393.79 -2.27 -0.57 .SPLRCU
NYSE出来高 10.92億株 .AD.N
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 37695 + 805 大阪比 0#NK:
シカゴ日経先物12月限 円建て 37530 + 640 大阪比 0#NIY:
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