- 2024/03/26 掲載
日本勢がEVトラック展示=中国台頭に布石―バンコクモーターショー
【バンコク時事】東南アジア最大級の自動車展示即売会「バンコク国際モーターショー」が開幕前日の26日、タイ・バンコク近郊で報道陣に事前公開された。電気自動車(EV)のピックアップトラックとして、トヨタ自動車が「ハイラックスREVO」、いすゞ自動車が「D―MAX」の試作車を披露。東南アジアで台頭してきた中国勢に対し、布石を打つ狙いもある。
ピックアップトラックは現地で商用や乗用など幅広い用途で使用され、日本製が高い人気を誇る。EV版ハイラックスは2025年末までに現地生産と販売を開始。来月下旬からは乗り合いバスとして改造し、リゾート地パタヤで観光客らを運ぶ実証実験も行う。D―MAXはタイで生産し、25年から欧州に輸出。その後タイやオーストラリアなどでの販売を検討する。
このほか、ホンダは同社としてタイで初めて生産するEV乗用車「e:N1」を展示。近くレンタカーとして現地販売を始める見通しだ。中国勢ではEV最大手の比亜迪(BYD)が、人気車種「ATTO3」などを出品した。
【時事通信社】 〔写真説明〕バンコク国際モーターショーでトヨタ自動車が展示した電気自動車(EV)のピックアップトラック「ハイラックスREVO」を、乗り合いバスのような形に改造した試作車=26日、バンコク近郊 〔写真説明〕バンコク国際モーターショーでいすゞ自動車が展示した電気自動車(EV)のピックアップトラック「D―MAX」=26日、バンコク近郊 〔写真説明〕バンコク国際モーターショーで中国電気自動車(EV)最大手比亜迪(BYD)が展示した人気車種の「ATTO3」=26日、バンコク近郊 〔写真説明〕バンコク国際モーターショーでホンダが展示した、同社として初めてタイで生産する電気自動車(EV)「e:N1」=26日、バンコク近郊
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