- 2024/03/26 掲載
英クリスティーズ、9月に香港に拠点開設 アジア若年層に期待
[香港 25日 ロイター] - 英競売大手クリスティーズは25日、9月に香港に開設するアジア拠点が2024年の売上増につながるよう期待していると述べた。
同社のアジア太平洋担当責任者、フランシス・ベリン氏はロイターに「24年の市場は21年ほどの活気はない」としながらも、顧客に適切な製品を適切な価格で提供し、エキサイティングなイベントを提案するなど「23年同様に正しく対応すれば前進可能で、慎重ながら楽観的だ」と述べた。
昨年は、アジア太平洋地域における競売の売上高が前年比4%減少して8億0500万ドルとなった。一方、米州は43%減、欧州、中東、アフリカ地域(EMEA)は9%減だった。
世界の競売中28%がアジア太平洋の購入者で、22年の26%から上昇。このうち中華圏が80%を占めた。
またベリン氏は、1981─96年生まれのミレニアル世代と、97年以降に生まれたZ世代の購入者が増加していると指摘。昨年は世界のミレニアル購入者のうちアジア太平洋の購入者が66%を占め、半分が中国本土だったと明らかにした。アジア太平洋のZ世代購入者も2倍以上に増えたという。
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