- 2024/02/23 掲載
米中古住宅販売、1月は3.1%増の400万戸 5カ月ぶり高水準
住宅ローン金利の低下で買い手が増えた。一方、依然として住宅の供給不足が課題となっている。
地域別では北東部が横ばいとなり、他の3地域は増えた。
全体の販売戸数の前年同月比は1.7%減った。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「売りに出された物件数が小幅に増え、住宅購入者は昨年後半より下がった住宅ローン金利を活用した」とコメントした。
1月末時点で市場に出ていた中古住宅在庫は101万戸と、前年同月末時点から3.1%増えた。ただ、新型コロナウイルス禍前の約200万戸を依然下回っている。
1月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は3.0カ月。前年同月は2.9カ月だった。健全な需給バランスは4─7カ月とされている。
販売価格の中央値は前年同月比5.1%上昇の37万9100ドルで、1月としては過去最高だった。住宅価格は4地域全てで上昇した。
住宅が市場に出ていた期間は36日で、前年同月の33日間を上回った。
NARは過去3年分のデータを改定した。
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