- 2024/02/22 掲載
株価最高値は経済の好循環の一つ、今後の賃上げ機運に期待=連合会長
[東京 22日 ロイター] - 連合の芳野友子会長は22日の定例会見で、日経平均株価が史上最高値を更新したことについて「経済の好循環の一つ」であるとの認識を示し、今後の賃上げ機運の高まりに期待を示した。
22日の東京株式市場で日経平均は3万9000円台まで上昇し、34年ぶりに史上最高値を更新した。芳野会長は、株価の上昇が賃上げに結びつくかは別問題としつつも、「株価が上がることによって、企業としてさまざまな取り組みができる。そのことが人への投資に向かっていくということを期待したい」と語った。
個別企業の労使交渉が本格化してきた春闘では、自動車大手のホンダとマツダが組合の賃上げ要求に満額回答した。大手企業から早期に前向きな結果が出たことで、この動きが中小企業に波及していくか焦点となっている。
芳野会長は、日本の企業は同業他社の動向を見て動くことが多く、この段階で満額回答が出たことで今後、労使交渉を始める企業にとって「良い方向に向かうと期待したい」と述べた。
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