- 2024/02/15 掲載
BHP、特損57億ドル 15年ブラジルダム決壊や豪ニッケル事業巡り
[メルボルン 15日 ロイター] - 豪資源大手BHPグループは15日、2015年に発生したブラジルのダム決壊事故を巡り32億ドルの減損損失を追加計上するとともに、西オーストラリア州のニッケル事業も25億ドルの特別損失を計上する見通しと発表した。
同社は20日に上半期の決算発表を控える。
ブラジル南東部マリアナの鉄鉱石鉱山でのダム決壊事故を巡り、同国の連邦裁判所は先月、鉱山を運営していたBHPとブラジルの資源大手バーレ、両社の合弁会社サマルコに合計476億レアル(96億7000万ドル)の賠償金支払いを命じた。
BHPはまた、インドネシアからの大量輸入でニッケルが供給過剰となり値下がりする中、西オーストラリア州のニッケル事業で評価損を計上する可能性があると先月発表していた。
ニッケルの想定価格を引き下げたとし、好ましくない事業環境が長期間続くとの見通しを示した。
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