- 2024/02/15 掲載
ウーバー・リフト運転手が米でスト決行、公正な賃金要求
[14日 ロイター] - 米配車大手のウーバー、リフトと料理宅配アプリのドアダッシュの運転手が14日、公正な賃金と待遇の改善を求めてストライキを決行した。
運転手らは、配車と料理宅配のプラットフォームが運賃から不当に高い手数料を徴収しているため、運転手の収益が悪化していると指摘。こうした状況下、ウーバーは70億ドル規模の自社株買いの発表後に株価が過去最高値を更新した。
テキサス州ダラスの運転手、シャントワン・ハンフリー氏は「これらのプラットフォームは、投資家に自社の収益性を示して自社株を購入させるための手段として、運転手の収益を毎年、低下させ続けている」と述べた。
運転手・宅配労働者団体「ジャスティス・フォー・アップ・ワーカーズ(JFAW)」の運転手は、米東部と中西部の10都市の空港で抗議活動を計画。運転手団体「ライドシェア・ドライバーズ・ユナイテッド」に加入する運転手はロサンゼルスのウーバー事務所周辺でデモを予定している。
JFAWはロイターに送った声明で「現時点でJFAWに加入する何千人もの配車アプリ運転手が米国10都市でストに入っている」と明らかにした。米国での配車アプリ労働者によるストとしては過去最大級の規模だという。
これに対しウーバーは、ストによる運行への影響はないとしている。
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