- 2024/02/14 掲載
ECB、利下げにはしばらく時間必要=副総裁
クロアチアで開かれた会議で「正しい方向に向かっているが、先走ってはならない」と指摘。賃金圧力は依然として高く、それが和らいでいることを示唆する十分なデータをまだ得ていないとした。
中東の緊張がエネルギーコストを押し上げ、世界貿易を混乱させるリスクがある一方、利ざやが予想以上に底堅いと判明する可能性もある。
それでもデギンドス氏は、成長不振が一因とみられるディスインフレが続いていると指摘。成長低迷は短期的に改善は見込めないとした。
ECBのこれまでの利上げも経済になお浸透中で、しばらくは需要を減退させ続けるとみられる。
ただ、予測には誤差が生じやすく、不確実性は依然として大きいとし、ECBは今後数カ月間、入ってくるデータと共に予測を見極める必要があると述べた。
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