- 2024/02/14 掲載
春闘、平均1万6358円要求=2000年以降で最高―全トヨタ労連
トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会は14日、製造系の121組合が2024年春闘の要求書を提出したと発表した。トヨタ自動車労働組合を除いた平均賃上げ要求額は1万6358円(前年1万2751円)。比較可能な2000年以降で最高水準という。
トヨタ労組は平均賃上げ要求額を公表していないため、算出対象に含まれていない。
年間一時金の平均要求月数は5.2カ月(前年5.07カ月)となり、比較可能な2009年以降で最高となった。全トヨタ労連が基準とする「5カ月以上」を108組合が要求した。
全トヨタ労連の吉清一博事務局長は、愛知県豊田市で記者会見し、「物価上昇に負けない賃上げを持続的に行っていけるかが日本全体に問われている」と強調。一方で、グループ企業で相次いだ認証不正問題に関し、「本当に風通しのよい職場にしていくために何ができるか労使で話し合っていくことが必要だ」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕2024年春闘要求について記者会見する全トヨタ労働組合連合会の吉清一博事務局長=14日午後、愛知県豊田市
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