- 2024/02/14 掲載
ソニーG、今期利益見通し上方修正 金融子会社を来年10月上場
Miho Uranaka
[東京 14日 ロイター] - ソニーグループは14日、2024年3月期の連結営業利益(国際会計基準)見通しを1兆1800億円(前年比9.4%減)に引き上げた。従来予想は1兆1700億円だった。金融分野でソニーペイメントサービスの?部株式の譲渡に伴い利益見通しを上方修正した。
IBESがまとめたアナリスト23人のコンセンサス予想平均値は1兆2070億円。営業利益以下の利益見通しを引き上げた一方で、売上高は12兆3000億円へと1000億円引き下げた。ゲーム分野で販売台数減少によるハードウエアの減収などを織り込んだ。
家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」の10―12月期販売台数は、前年同期比15.4%増の820万台だった。同社は今期の販売台数目標を過去最高の2500万台としているが、4―12月期の累計は1640万台にとどまった。
同時に発表した2023年4―12月期の連結営業利益は前年同期比15.3%減の9793億円だった。
企業が子会社や事業を分離・独立させる「スピンオフ」により金融子会社ソニーフィナンシャルグループの新規公開について検討を進めるとしてきたが、上場に向けて具体的な準備を開始すると発表した。時期については、25年10月を予定している。
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