- 2024/02/13 掲載
豪インフレ率、鈍化には生産性の回復必要=当局者
コーラー氏は13日の講演で、インフレ率が2─3%の範囲内に戻るのは2025年終盤、2.5%の中間値に達するのは26年になるとの見通しを示した。
その上で「これほど先の予測には、かなりの不確実性が伴う」と強調した。
「われわれの予測は抑制された経済成長により財とサービスの需給が均衡し、労働市場の状況が持続的な完全雇用と一致する水準付近まで緩和するという見方を反映している」と述べた。
コーラー氏は、住宅ローン金利上昇、高インフレ、歴史的高水準の納税額が家計所得を押し下げ、経済における需要と供給がより良いバランスに戻りつつあるとした。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に関連する一時的な要因が落ち着けば、生産性は改善するという楽観的な見方を示した。
ただ、リスクはなお残っているとし、今後のデータを引き続き注視していく姿勢を示した。
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