- 2024/02/09 掲載
今年は日本国債値動き低調に、日銀の政策正常化で=PIMCO
日銀の内田真一副総裁は8日の会見で、マイナス金利解除後の金融環境に言及。市場では政策修正が近いとの見方が広がっている。
PIMCOのポートフォリオマネジャーらはノートで「われわれは日本のデュレーションに対してアンダーウエートのポジションが好ましいと考えている」と説明。ただ日本の一部銀行が発行する債券には投資機会があると付け加えた。
またアジアでは、インドとインドネシアの国債に値ごろ感があるとみている。
中国に関してPIMCOは「中国経済を巡る市場心理は、ぜい弱な不動産セクターや地政学問題、人口動態、債務といった根強い逆風のため、圧倒的な弱気に覆われている。しかし幾つかの戦略的セクターを重視する中国政府の姿勢がある程度の足かせを取り払う可能性がある。われわれの基本シナリオでは今年の年間成長率は2023年の5.2%から4.5─5%程度に減速する」と述べた。
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