- 2024/02/08 掲載
ソフトバンクG、5四半期ぶりの黒字 ファンド利益は6007億円に拡大
Miho Uranaka
[東京 8日 ロイター] - ソフトバンクグループが8日に発表した2023年10―12月期の連結最終損益(国際会計基準)は、9500億円の黒字だった。黒字は、5四半期ぶり。
SBGは、20年にSBG傘下の旧スプリントが米通信大手TモバイルUSに吸収合併された際に対価の一部として受領した条件付対価の条件が充足されたことから、23年12月に77.4億ドル(1.1兆円)相当のTモバイル株を無償で取得。
条件付対価の価値上昇に伴うデリバティブ関連利益2270億円のほか、従来から保有するTモバイル株と合わせて投資の評価利益1152億円を計上した。
7─9月期は、9311億円の損失だった。AI(人工知能)関連企業に投資する傘下のビジョン・ファンド(VF)の投資利益は6007億円で、7―9月期の213億円から大きく拡大した。
SBGは通期の業績見通しを開示していない。IBESがまとめたアナリスト12人による連結純損益予想の平均値は5361億円の赤字だった。
SBGの株価は、傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングスが7日に発表した決算を受けて、株価が急騰したことなどが好感され、8日の終値は前日比11%高の7350円となった。
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