- 2024/02/08 掲載
SUBARU、今期営業益300億円上振れ 円安や売上構成改善
Maki Shiraki
[東京 8日 ロイター] - SUBARUは8日、2024年3月期の連結業績予想(国際会計基準)について利益を上方修正した。営業利益は前年比68.2%増の4500億円となる見通し。従来の4200億円から300億円上振れる。円安による増益効果や売上構成の改善が寄与する。
修正後の営業利益予想は、IBESがまとめたアナリスト15人の予測平均値4383億円を上回る。
今期の前提為替レートは1ドル=143円(前回は140円)、1ユーロ=154円(同150円)へと円安方向に見直した。
営業利益は前回予想に対し、為替の影響が359億円、売上構成差などで283億円押し上げる。
今期の完成車販売計画は98万台と従来の101万台から3万台減らした。国内など一部地域の計画を引き下げた。北米以外での足元の販売在庫状況やカナダ向け車両の輸出遅延を織り込んだ。
4─12月期の販売実績は73万6000台と前年同期から10万台伸びた。主力市場の北米販売が好調だった。
(白木真紀)
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