- 2024/02/08 掲載
NYCB新会長、商業不動産融資売却など言及 株価反発
[7日 ロイター] - ニューヨーク州を地盤とする銀行持ち株会社ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)は7日、新会長にアレッサンドロ・ディネロ氏が就任したと発表した。投資家の信頼回復を目指す。商業用不動産(CRE)部門へのエクスポージャーを削減する可能性にも言及した。
これを受けて株価は6.7%高で終了。一時は14%超下げる場面もあった。先週の決算発表以降では依然50%超下落している。
同社は四半期決算でCRE向け融資に絡み多額の引当金を計上。予想外の赤字となったほか、規制に対応するため減配も発表していた。
ディネロ氏は必要なら非中核資産を売却してバランスシートを縮小し、普通株等Tier1比率を高めると述べた。CREポートフォリオの融資債権売却などを検討する考えも示した。
課題は容易ではないと認めつつも、流動性や預金基盤は強固だとし、今後の道筋について自信を示した。
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