- 2024/02/06 掲載
米銀、24年は融資需要増見込む 金利低下で=FRB調査
[5日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が5日に発表した第4・四半期の上級銀行融資担当者調査(SLOOS)によると、米銀は今年、一部の融資に対する基準を厳格化しても、金利低下に伴って融資需要が増加すると見込んでいる。
調査によると、各行は今年、担保価値の悪化と経済見通しの悪化を理由に商業用不動産(CRE)、クレジットカード、自動車ローンの融資基準を引き締める可能性が高い。また、ほとんどの種類で融資の質悪化が予想されている。
一方、2023年第4・四半期に融資基準を厳格化した銀行の割合が前四半期に比べて低下したほか、融資需要が若干改善したことも示された。
コンティニュアム・エコノミクスのシニアエコノミスト、デーブ・スローン氏は、これらの調査結果は「金融緩和を急がせるものではなさそう」と述べた。
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