- 2024/02/05 掲載
印ペイティーエム決済銀行に不正開設口座、中銀が報告=消息筋
[ニューデリー 3日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は、同国の電子決済サービス「Paytm(ペイティーエム)」の決済を担うペイティーエム・ペイメンツ・バンクで適切な身分認証手続きを経ない口座開設が数十万件あったことを確認し、金融犯罪対策機関である執行局(ED)に報告した。消息筋3人が明らかにした。
準備銀は、一部口座がマネーロンダリング(資金洗浄)に使われた可能性を懸念しており、EDのほか内務省と首相府にも調査結果を送付したという。
準備銀は1月31日、ペイティーエム・ペイメンツ・バンクに対し、預金やクレジット商品、モバイルウォレットなど大半の事業を2月29日までに停止するよう命じた。「執拗な違反、継続的かつ重要な監督上の懸念」が理由としている。
財務省幹部は2月3日、違法行為の証拠が見つかった場合、EDはペイティーエム・ペイメンツ・バンクを捜査すると述べた。
ペイティーエム・ペイメンツ・バンクの広報担当者は、同社の親会社と同社はEDの捜査を受けておらず、プラットフォームを利用している業者の一部が捜査対象だと説明。「マネーロンダリングの嫌疑には強く異議を唱える」と述べた。
ロイターは準備銀、ED、財務省、内務省、首相府にコメントを要請したが、営業時間外であり、返答はなかった。
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