- 2024/02/05 掲載
エーザイ、中国でレカネマブ投与1500人目指す 25年は大幅増も
[シカゴ/上海 4日 ロイター] - 製薬大手エーザイは、米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病新薬「レカネマブ」について、中国で年内に1500人への投与開始を目指している。また、診断方法の変更に伴い、2025年には大幅な成長を見込む。広報担当者がロイターに語った。
より便利な血液検査での診断が可能になることから、推定1700万人とされる初期疾患患者の利用拡大が見込まれるという。
中国は先月、レカネマブを承認した。
同新薬は米国と日本ですでに発売されている。欧州では審査中。
エーザイは9月までに中国で新薬の使用を開始する見通しで、25年3月までに計1500人への投与を見込む。
専門医へのアクセスが必要となる診断方法よりも手軽な血液検査の導入により、新薬の売り上げは25年に大幅に増加する可能性があるという。
同様のアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」を開発した米イーライ・リリーも、中国に承認申請を行ったことをロイターに明らかにした。
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