- 2024/02/03 掲載
コメ指数先物、上場申請へ=今月下旬にも―堂島取引所
商品先物を取り扱う堂島取引所(大阪市)が、コメの市場価格から算出する指数の先物の上場に向け、2月下旬にも農林水産省と経済産業省に認可申請する方針を固めたことが3日、明らかになった。認められれば8月にも取引を開始する。堂島はコメ先物を上場していたが、2022年に取引が事実上終了。今回、指数という形で復活を目指す。
指数は複数の銘柄の価格を平均するなどして算出する。具体的な手法は有識者による検討委員会で詰めており、3月末までにまとめる方針だ。指数先物を売買することで、将来のコメ価格の変動リスクを軽減することができる。コメの生産者、集荷業者、卸売業者や個人投資家などの利用が見込まれる。
堂島は11年8月、期間限定の試験上場としてコメ先物の取引を開始。「新潟コシヒカリ」など個別銘柄の先物を取り扱っていたが、恒久的な本上場への移行を農水省が認めず、継続を断念した経緯がある。今回の指数先物は、当初から本上場の認可を申請する方針だ。
【時事通信社】 〔写真説明〕堂島取引所が入るビル=2022年6月、大阪市西区
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