- 2024/02/03 掲載
ボウマンFRB理事、早すぎる利下げを警戒
ボウマン氏は「政策金利が現行の水準に維持されれば、インフレはさらに鈍化するというのが私のベースラインの見通しだ」とし、最近のインフレ鈍化は「心強い」と述べた。
インフレが今後もFRBの目標である2%に向け持続的に低下すれば、「金融政策が過度に制約的となることを防ぐため、政策金利の段階的な引き下げが最終的に適切となる」と述べた。
同時に、朝方発表された1月の米雇用統計が予想を上回る好調な内容となったことを受け、労働市場の逼迫によって、基調インフレが高止まりする可能性があると指摘。「政策スタンスの変更を検討する上で、今後も慎重なアプローチを続ける」とし、「利下げが早すぎれば、インフレを2%に戻すために、将来的にさらなる金利の引き上げが必要となる可能性がある」と慎重な見方を示した。
1月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比35万3000人増と、伸びが市場予想の18万人を大幅に上回った。賃金も約2年ぶりの上昇率を記録した。
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