- 2024/01/30 掲載
午後3時のドルは147円前半で上値重い、欧州利下げ観測でユーロ安
[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の147円前半で取引されている。欧州の利下げ観測でユーロが159円半ばと半月ぶり安値圏へ売られ、円高が対ドルにも波及する格好となった。
前日海外市場の終盤にいったん切り返したユーロは、東京市場で再び反落。今月16日以来、半月ぶり安値に再び迫った。最近の欧州中央銀行(ECB)幹部発言などを受けて、欧州の金利先物市場は4月に0.25%の利下げが行われる確率を100%織り込んでいる。
ドル/円も147円半ばから前半で上値の重い展開となった。対ユーロで進んだ円高圧力に加え、米10年債利回りがアジア時間の取引で4.04%付近へさらに低下したことも響いた。「米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて実需以外の取引は少なめで、小口の売りに押された」(FX会社)という。
市場では、米金利が再び4%割れに迫ってきた一因として、ヨルダンで発生した米軍基地への攻撃で「中東情勢の緊張感を高める可能性があり、市場心理がリスクオフムードに傾きやすくなっている」(外銀関係者)点を警戒する声も出ていた。
前日の米国債市場では、政府が第1・四半期の借り入れ予定額を7600億ドルと、従来予測から550億ドル下方修正したことも、金利低下の手掛かりとして話題になった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 147.38/147.39 1.0821/1.0825 159.51/159.52
午前9時現在 147.48/147.51 1.0832/1.0836 159.78/159.79
NY午後5時 147.50/147.52 1.0832/1.0835 159.78/159.82
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