- 2024/01/30 掲載
午前の日経平均は小幅続伸、米金利低下を好感 イベント控え伸び悩みも
日経平均は169円高で寄り付いた後、一時222円高の3万6249円03銭に上値を伸ばした。米金利が低下する中、バリュー株に対しグロース株が優位となった。アドバンテストなど半導体関連株はプラスの銘柄が目立ち、指数の支えになった。大型株が物色され、海外マネーの流入も意識された。
その後は、徐々に上げ幅を縮小し、日経平均は伸び悩んだ。ドル/円は147円台前半へと前日の大引け時点からやや円高方向に振れ、輸送用機器などの逆風になった。
市場では「上値では利益確定売りが出る一方、押せば買いも入る。3万6000円台を維持しており地合いは強めにみえる。先高期待は維持されているようだ」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との見方が聞かれた。 TOPIXは0.06%高の2531.03ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆8823億9400万円だった。東証33業種では、値上がりは海運やその他製品、保険など13業種で、値下がりは石油・石炭製品や証券、繊維など20業種だった。
信越化学工業や東京海上HLDGは堅調。任天堂は昨年来高値を更新した。一方、ファナックは軟調。イオンがファンドから株式を取得すると伝わったツルハHLDGは売られた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが580銘柄(35%)、値下がりは1011銘柄(61%)、変わらずは65銘柄(3%)だった。
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