- 2024/01/23 掲載
円上昇、147円台半ば=日銀政策修正接近の見方―東京市場
23日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台半ばに上昇した。日銀は同日の金融政策決定会合で大規模金融緩和の維持を決めたが、植田和男総裁がマイナス金利解除に前向きな姿勢を示したとの受け止めが広がり、政策修正時期が近づいているとの観測から円買い・ドル売りが優勢となった。午後5時現在は147円59~59銭と前日比44銭の円高・ドル安。
植田総裁は会合後の記者会見で、2%物価目標の実現に関し、「確度は少しずつ高まっている」などと指摘。市場では、「3月、4月の政策転換に向けて環境が整いつつある」(大手銀行)との見方が強まり、円相場は一時147円00銭まで急伸した。
一方、債券市場では現状維持の会合結果を受け、長期金利の指標となる新発10年物国債(第373回債)の流通利回りは下落(価格は上昇)。前日比0.015%低い0.635%となった。
【時事通信社】
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