- 2024/01/23 掲載
UAゼンセン、6%要求を決定=連合の水準超え―春闘
流通、繊維などの産業別労働組合UAゼンセンは23日、神戸市で中央委員会を開き、2024年春闘の闘争方針を決定した。基本給を底上げするベースアップ(ベア)を4%、定期昇給分と合わせて「6%基準」の賃上げを求める。連合の「5%以上」を上回る水準を掲げ、賃上げ機運の醸成を加速させたい狙いがある。
松浦昭彦会長はあいさつで、「中小企業を含むサプライチェーン(供給網)全体で賃上げが進まなければ、社会的な賃上げ、物価と賃金の好循環は実現しない」と強調した。
物価上昇が続き、実質賃金はマイナスになっていることを踏まえ、23年春闘で要求した「6%程度」よりも表現を明確にした。パートの時給は70円を目安に引き上げることを求める。
【時事通信社】 〔写真説明〕UAゼンセンの中央委員会であいさつする松浦昭彦会長=23日午後、神戸市(UAゼンセン提供)
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