- 2024/01/18 掲載
震災復興と万博両立を=賃上げ、中小への波及期待―経団連会長
経団連の十倉雅和会長は18日、2025年大阪・関西万博の会場となる人工島「夢洲」を視察した。視察後に十倉氏は記者団に対し、「(能登半島地震への対応を)最優先でやる」と指摘しつつも、「それをやりながら万博もぜひ完成させて、命と連携の大切さをアピールしたい」と述べ、震災復興と万博施設の建設作業は両立するべきだとの認識を示した。
万博関連の建設よりも、被災地の復旧復興を優先するべきではないのかとの質問に応じた。十倉氏は、万博の運営主体である日本国際博覧会協会の会長も務めている。
また同日夕に大阪市内で記者会見した十倉氏は24年春闘について「昨年以上の熱量で取り組んでおり、力強い動きが見えている」と強調。その上で「中小企業も含めた賃金の好循環が起こるかに注目している」と期待感を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕万博の準備状況について、会場となる人工島「夢洲」に建設中の大屋根(リング)で説明を受ける十倉雅和経団連会長(右)=18日午前、大阪市此花区 〔写真説明〕記者会見する十倉雅和経団連会長=18日午後、大阪市北区
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