- 2024/01/18 掲載
稼働停止長期化ならダイハツ社員のトヨタ受け入れ案も=トヨタCCO
[東京 18日 ロイター] - トヨタ自動車の長田准チーフ・コミュニケーション・オフィサー(CCO)は18日、記者団の取材で、認証試験不正問題でダイハツ工業の国内工場の稼働停止が長期化した場合にはダイハツの従業員をトヨタが受け入れることも支援案として検討していると明らかにした。
ダイハツを巡っては、1月中は稼働・出荷停止が決まり、2月も未定で、再開の見通しが立っていない。長田氏は、停止が長引いた場合はダイハツ社員をトヨタ側が受け入れることも「アイデアとしては出ていなくはない」と述べ、「走りながら考える」と語った。
トヨタ、スズキと共同開発している電気自動車(EV)の軽商用車については2023年度内の生産開始が困難になり、予定していた23年度中の発売の延期も決めた。
ダイハツに委託していたOEM(相手先ブランドによる生産)車を小型車で協業関係にあるスズキに依頼するのかとの問いに対しては「そういう(ことを検討する)余裕が今、トヨタにもない」と述べた。ここ1カ月はダイハツの顧客の期待に応え続けていけるのか考えることを優先し、そのためのダイハツの体制や組織をどうすべきかというところから「始めたいというのが今の率直な思いだ」と語った。
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