ＮＴＴドコモなど携帯電話大手４社は１８日、共同記者会見を開き、能登半島地震で被害を受けた通信設備の復旧状況を公表した。道路の土砂崩れなどで立ち入りができない地域で、設備が復旧していないと説明。大手３社は通行が可能になり次第、３日以内の復旧を目指すとしている。

それ以外の地域は、４社とも人工衛星のアンテナや移動基地局、発電機の設置などの応急的な措置を実施。１７日までに通話やデータ通信ができる状況になった。

共同記者会見にはドコモ、ＫＤＤＩ、ソフトバンク、楽天モバイルの計４社から技術・ネットワーク担当の執行役員が参加した。ドコモの小林宏常務執行役員は「必要に応じて代替基地局の新設なども考える」と語った。

【時事通信社】