- 2024/01/18 掲載
印タタ・モーターズ、HV税率引き下げに反対 トヨタ要請に対抗
[ニューデリー 17日 ロイター] - インド自動車大手タタ・モーターズは政府に対し、ハイブリッド車(HV)は電気自動車(EV)よりも環境に悪影響を及ぼすとして、税率を引き下げないよう要請している。減税を求めるトヨタ自動車に対抗する。関係者3人が語ったほか、同社の書簡から明らかになった。
インド政府はEVを推進。EVの税率は5%にとどまるが、HVは最大43%と、ガソリン車の48%をやや下回る水準に設定されている。
トヨタは昨年からインド政府に対し、ガソリン車に比べて二酸化炭素(CO2)排出量が削減されるとしてHVの減税を求めている。
タタは政府関係者と面会したほか、政府側にインドは都市部の大気汚染と健康への影響に直面しており、HVをこれ以上奨励すべきではないと書簡で訴えた。
ロイターが確認した書簡によると、タタは「HVを一段と奨励することは、気候目標や国内経済に不利益となる」と主張した。
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