- 2024/01/18 掲載
米年末商戦期の小売売上高3.8%増、想定上限近い水準=NRF
実店舗とオンラインを合計した売上高は9644億ドル。NRFが想定していた予想レンジの上限の9666億ドルに近い水準だった。
米商務省が同日発表した23年12月の小売売上高も前月比0.6%増と、ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.4%増を上回っている。
NRFのチーフエコノミスト、ジャック・クラインヘンズ氏はロイターのインタビューで「幾つかの面で経済は恐らくある種の平常状態に戻りつつあるのだろう」と語った。
力強い労働市場と賃金上昇がこれまでのところ消費の堅調さを支えている。ただクラインヘンズ氏は、主に今後雇用の伸びが減速すると考える点から、こうした消費の強さは持続しないかもしれないと警告した。
同氏は「失業率が上がるかどうかは分からない。しかし今年は(雇用が)23年に目にしたのとは違うペースになるように感じている」と述べた。
NRFが見積もった11─12月の年末商戦関連の季節雇用は43万9500人。当初は34万5000人─45万人と見込んでいた。
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