- 2024/01/17 掲載
午後3時のドルは1カ月半ぶり147円半ば、米金利上昇で全面高
[東京 17日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の147円半ばで取引されている。米金利の上昇を受けてドルが全面的に買われる流れが続き、対円では一時147.83円と、昨年12月1日以来1カ月半ぶり高値を更新した。
米利下げ観測の後退で米10年債利回りが再び4%台へ上昇してきたことが手掛かりとなり、前日海外に続いてドルは全般に底堅い展開となった。対ユーロや英ポンド、豪ドルなどでも、ともに1カ月ぶり前後となる高値を付けた。
対円では、円安の側面に着目する声も出ていた。日本株が1990年2月以来の高値を連日更新していることで、為替リスクを排除するため海外投資家が円売りに動かざるを得ないといった思惑や、新NISA(少額投資非課税制度)を経由した外貨投資増へ期待する声などが出回っている。
新NISAに関しては、特に短期筋の間で、円売り手掛かりとして強い関心が寄せられている。だが「制度ができたからといって、家計が海外資産を含むリスク投資を急に増やすとは思えない」(シティグループ証券通貨ストラテジストの高島修氏)と慎重な意見も少なくない。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 147.58/147.59 1.0863/1.0867 160.34/160.35
午前9時現在 147.23/147.26 1.0877/1.0881 160.18/160.19
NY午後5時 147.18/147.19 1.0874/1.0878 160.05/160.09
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