- 2024/01/17 掲載
米ディズニー、取締役選任で会社案支持を訴え 株主に書簡
[16日 ロイター] - 米ウォルト・ディズニーは16日、アクティビスト(物言う投資家)のトライアン・ファンド・マネジメントとブラックウェルズ・キャピタルが推す取締役候補を支持しないと表明した。
ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は株主への書簡で、同社が「前例のない変革」に着手し、経営陣交代や業務合理化を進めていると説明。当初目標を約20億ドル上回る約75億ドルのコスト削減を達成する見通しだと述べた。
また、動画配信事業の黒字化や映画スタジオの生産性・経済性改善など4つの取り組みを優先したきたとし、いずれも既に大幅な前進を遂げていると強調。トライアンとブラックウェルズの取締役選任案を拒否し、ディズニーが推す候補12人を支持するよう株主に訴えた。
ネルソン・ペルツ氏率いるトライアンは昨年12月、ペルツ氏と元ディズニー最高財務責任者(CFO)のジェイ・ラスロ氏を取締役候補に指名。
ブラックウェルズはディズニーの戦略を支持する取締役候補3人を擁立したと明らかにしていた。
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