- 2024/01/16 掲載
アングル:マイクロソフト、アップル抜き時価総額トップに AI重視が奏功
マイクロソフトはエヌビディアやアマゾン同様、AIを非常に重視。過去1年で時価総額が1兆ドル以上急増した。
アナリストは、消費財メーカーや金融機関に代わってテクノロジー企業やインターネット企業が市場のトップに躍進し始めた2000年代初期との類似性を指摘する。
LSEGのデータによると、マイクロソフトの時価総額は過去最高の2兆8870億ドル。アップルの時価総額は先月14日に3兆0810億ドルでピークを付け、今月12日終値では2兆8750億ドルとなっている。
マイクロソフトは自社のソフトウエア製品にOpenAIの技術を組み込んでおり、7─9月期のクラウドコンピューティング事業回復のきっかけとなった。AIでリードするマイクロソフトは、ウェブ検索市場でグーグルの牙城に挑戦するチャンスも手にした。
一方、アップルは主力製品のiPhoneなどが需要減退という課題を抱える。特に主要市場の中国では苦戦を強いられており、景気回復のもたつきや、復活を遂げつつある同国の華為技術(ファーウェイ)との競争激化で、市場シェアに影響が出ている。
エヌビディア、メタ・プラットフォームズ、アルファベットなど、AIを重視する他のハイテク企業もこの1年で時価総額が大きく膨らんだ。
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