- 2024/01/16 掲載
インド、単独政権続けば外国直接投資が大量流入へ=バジャジ会長
[ダボス(スイス) 15日] - インドの金融サービス会社、バジャジ・フィンサーブのサンジブ・バジャジ会長兼マネジングディレクターは15日、インドであと5年、議会の単独過半数を握る政権が続けば、外国直接投資(FDI)が大量に流入するとの見通しを示した。世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)でロイターのインタビューに答えた。
「過去10年間、インドでは単一政党が政権運営を担ってきたことで、政策に多大な整合性と継続性が生まれた」と指摘。単独政権が少なくともあと5年続けば「こうした政策が制度としてかなり根付くだろう」と語った。
インドでは2014年にモディ首相のインド人民党(BJP)が政権を握るまで、連立政権が続いていた。今年5月には総選挙が予定されている。
バジャジ氏は「インドがFDIについてより大きな視野を得る上で、向こう3、4四半期が非常に重要になる。洪水か、水滴か。私は洪水になると信じている」と語った。
同氏は、企業や投資家が既存の投資先から撤収してインドなどの市場に資金を振り向けるには時間が必要だと説明するとともに、彼らは幾つかの選挙結果を待っているかもしれないと付け加えた。
公式統計によると、2022―23年度(22年4月からの1年間)にインドに流入したFDIは714億ドルと、前年度比16%減った。
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