- 2024/01/16 掲載
24年はIPO回復へ、金利・市場の安定化が寄与=NY証取副会長
[ダボス(スイス) 15日 ロイター] - ニューヨーク証券取引所のジョン・タトル副会長は15日、2024年は借り入れコスト低下や株式市場のボラティリティー低下に伴い新規株式公開(IPO)が回復するとの見方を示した。
世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)を前に開かれたロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで「さまざまな業界や地域から強固なパイプライン(IPO候補)がある」と述べた。
23年は急速な利上げや世界経済を巡る不透明感が新規上場に対する投資家の関心をそぎ、IPO活動が16年以降で最も低調だった。
タトル氏は米国の金利安定化や主要株価指数の最高値更新、市場のボラティリティー低下が信頼感回復につながっていると指摘した。
先週上場した暗号資産(仮想通貨)ビットコイン現物ETF(上場投資信託)については、取引開始に伴い機関投資家と個人投資家の双方から強い需要が見られたとし、新たな需要を引き続き注視すると述べた。
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