- 2024/01/16 掲載
ECB利下げ、議論するのは時期尚早=独連銀総裁
ブルームバーグテレビで「利下げを議論するのは時期尚早だ。インフレ率は高過ぎる」と指摘。「新たなデータを確認したい。次回の理事会を待って確認する」とした。
金融市場では現在、ECBの利下げが4月に開始され、政策金利が年内で合計150ベーシスポイント(bp)近く引き下げられるとの見方が織り込まれているが、ナーゲル氏は早過ぎる利下げという過ちは避けるべきと強調。「もしかしたら夏休みなどまで待つこともできるかもしれないが、憶測はしたくない」とした。
ECB理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁も、紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派による船舶への攻撃が続き、スエズ運河を通る輸送コストを押し上げていることから、ECBの年内利下げを「見込む」べきではないとした。
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