- 2024/01/15 掲載
銀行の評価額、5年で7兆ドル拡大の可能性=調査
各行が成長を促進させて株価純資産倍率(PBR)を改善した場合、評価額は現在の2倍程度になるとの見通しを示した。
BCGは「銀行セクターに対する悲観論の最大の要因は収益性の大幅な低下だ」と指摘した。
銀行株の約75%は2022年のPBRが1倍を下回り、株価収益率は08年のほぼ半分の水準となった。銀行株の株主リターンは主要市場の株価指数のリターンを下回っており、その差は拡大している。
生産性向上に向けた投資や事業の抜本的な簡素化を進めたとしても、資本規制強化やフィンテックなどとの競争激化で銀行の収益は引き続き圧力を受けるとし、「銀行の収益やバリュエーションが金融危機前の水準に戻ることはない」との見方を示した。
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