- 2024/01/15 掲載
シーイン、中国規制当局に米上場承認求める=関係筋
[香港/ニューヨーク 12日 ロイター] - 中国系ファッション通販大手「SHEIN(シーイン)」は、米国での株式上場について中国当局に承認を求めている。関係者2人が匿名を条件に語った。
シーインは中国から離れて自社をグローバル企業と位置付ける取り組みを進めているものの、中国当局の判断によって上場計画に遅れが生じる可能性もある。
関係者らによると、現在シンガポールに本社を置いているシーインは、中国企業の海外上場に関する規則を順守するため、昨年11月に中国証券監督管理委員会(証監会、CSRC)に対して承認申請を行ったという。
上場計画は大統領選を控えた米国で当局から通常より厳しく審査されるばかりではなく、中国でも数々の規制当局による長い承認プロセスを経ることになりそうだ。
CSRCの規則によると、海外上場申請の承認には、国家発展改革委員会やサイバーセキュリティー関連当局などが関与するとみられる。
複数の銀行関係者は、政府機関の優先事項が国家安全保障やデータ保護などまちまちであるため、不確実性が高まる恐れがある。
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