- 2024/01/15 掲載
テスラとボルボ・カー、欧州生産を一部停止 紅海危機で部品不足
[ベルリン/ストックホルム 12日 ロイター] - 米電気自動車大手テスラと、中国の浙江吉利控股集団傘下のスウェーデン高級車メーカー、ボルボ・カーは、部品不足のため欧州生産を一部停止すると発表した。
世界で最も重要な航路の一つである紅海では、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃によって物流が混乱。多くの海運会社が紅海を避け、より時間のかかる喜望峰経由に航路を変更している。
テスラは11日、ロイターに対し、多くの船舶が喜望峰経由に航路を変更し部品不足が生じているとして、1月29日から2月11日までベルリン近郊の工場で生産の大半を停止することを明らかにした。
「紅海での武力紛争と、それに伴い欧州とアジアを結ぶ輸送ルートが喜望峰経由に変更されたことは、(ベルリン近郊の)グリューンハイデ工場での生産に影響を及ぼしている」と説明。「輸送時間が大幅に長くなったことで、サプライチェーンにギャップが生じている」とした。
ボルボ・カーは、ギアボックスの納入が遅れているため、ベルギーのゲントにある工場での生産を15日からの週に3日間停止すると発表した。
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