- 2024/01/12 掲載
USスチール買収「丁寧に対応」=審査長期化の見通しで―橋本日鉄社長
日本製鉄の橋本英二社長は12日の記者会見で、同社の米鉄鋼大手USスチール買収に対する米国政府の審査が長期化するとの見方が出ていることについて、「米国のユーザー視点から見ても悪い話ではない。丁寧に対応していけば必ず実現できる」と述べ、買収の成功に自信を示した。
橋本氏は、USスチールの株主総会での決議のほか、米当局による独禁法や経済安全保障上の審査が今後のハードルになると指摘。日鉄による買収に全米鉄鋼労組(USW)などが反対していることを踏まえ、「現在USスチールと組合が結んでいる労働協約は(買収後も)100%守る」と説明し、買収にマイナス面はないと強調した。
【時事通信社】
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