- 2024/01/12 掲載
市販車両の改良競う=東京オートサロン開幕
改造車の祭典「東京オートサロン」が12日、千葉市の幕張メッセで開幕した。トヨタ自動車は、高級ブランド「レクサス」の電気自動車(EV)専用車「RZ450e」の特別仕様車を公開。豊田章男会長は開幕時のスピーチで「カーボンニュートラル(の実現方法)はEVだけではない」と、新型エンジンの開発や水素の活用などさまざまな手段で脱炭素化に取り組む考えを示した。
特別仕様車はパイロットやレーサーの助言を受けて空力性能や足回りを向上させた。抽選により今春から100台限定で販売する。
マツダはスポーツカー「ロードスター」をレース仕様に近づけた試作車を発表した。毛籠勝弘社長は独自技術ロータリーエンジンの新たな開発チームを2月に立ち上げると明らかにし、「鍛錬を積んだ技術者を結集し、挑戦の一歩を進めたい」と語った。
ホンダは、乗用車「シビック」のマニュアルトランスミッション専用モデルとして今秋発売を目指す「シビックRS」の試作車を公開。日産自動車は、EV「アリア」の旋回性能や加速を向上させたスポーツタイプの新型車「アリアNISMO」をお披露目した。
主催者によると、オートサロンには約400社が参加し、約900台が展示された。開催は14日まで。
【時事通信社】 〔写真説明〕東京オートサロンの会場で撮影に応じるトヨタ自動車の豊田章男会長(中央)=12日、千葉市の幕張メッセ 〔写真説明〕東京オートサロンの会場で撮影に応じるマツダの毛籠勝弘社長(左)=12日、千葉市の幕張メッセ
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