- 2024/01/12 掲載
東京株、3万5577円=バブル後高値、4日連続更新
12日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅続伸した。海外投資家とみられる先高期待の買いが優勢となった。終値は前日比527円25銭高の3万5577円11銭。1990年2月以来、約34年ぶりの高値となり、バブル崩壊で急落して以降の最高値を4日連続で更新した。
企業収益改善への期待感から大型株中心に買いを集めた。市場関係者からは「前日までの上昇相場で目立たなかったリクルートホールディングスなど優良企業の株が買われた」(大手証券)との指摘も聞かれた。1月に始まった新たな少額投資非課税制度(NISA)をきっかけに個人投資家の資金が流入するとの見方も日本株の先高観につながっている。
日経平均は5営業日続伸し、この間の値上がり幅は2200円超となった。市場では急ピッチの上昇に対し警戒感も漂う。12日には海外勢の投資対象になりにくい中小型株に下落した銘柄が多く、東証プライム市場全銘柄のうち64%が値下がりした。
【時事通信社】 〔写真説明〕日経平均株価の終値を示すモニター=12日午後、東京都中央区
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