• 2024/01/12 掲載

世界経済「ソフトランディング」へ、低所得国は遅延も=IMF

ロイター

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[ワシントン 11日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のジュリー・コザック報道官は11日、2023年の世界経済成長率が予想を上回ったことを踏まえると、24年も底堅い成長が続くとの見通しを示した。同時に、世界的な経済成長率を3%近辺から押し上げる努力が必要になると述べた。

コザック報道官は定例記者会見で、インフレが沈静化し、労働市場が回復していることを踏まえると、世界経済は「ソフトランディング(軟着陸)」に向かっているように見えると述べた。ただ、低所得国は一段と遅れをとる可能性があるとの認識も示した。

IMFは今月末に最新の経済見通しを発表する。

コザック報道官は、1年前に多くの地域で広がっていたリセッション(景気後退)という悲惨な予測は23年には実現しなかったと指摘。「これまでのところ世界経済は比較的耐性がある。その耐性が24年まで続くと予想している」とし、インフレが低下していると語った。

ただ、最近および近い将来の成長率は約3%と、パンデミック(世界的大流行)前の世界成長率の平均(約3.8%)を下回っているとし、「そのため、特に中期的に世界の成長率を押し上げるためにやるべきことはある」と言及。生産性を高める健全な政策と改革の必要性を示しているとした。

24年の経済の耐性は米国以外にも広がるのかとの質問に対しては、国や地域によって運命にばらつきがあり、低所得国がさらに後れを取るリスクがあると応じた。

コザック報道官は「各国はパンデミック(世界的大流行)や食料および原油の価格ショックなど一連のショックから立ち直るのに最も苦戦している」とし、IMFの24年の活動は最も脆弱な加盟国に対する支援に重点を置くとした。

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