- 2024/01/10 掲載
ボーイング、23年民間機納入目標を達成 エアバスに及ばず
[ワシントン 9日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは9日、2023年の民間航空機納入数が528機と、前年の480機から増えて目標を達成したと発表した。キャンセルを差し引いた受注機数も70%増の1314機になった。空の旅や機体への強い需要を反映した。
ただ、受注・納入実績では欧州航空機大手エアバスがボーイングを上回り、5年連続で首位となった。
ボーイングは主力単通路機「737」を396機納入し、目標の375機を達成。当初の目標である400─450機には届かなかった。
同社は昨年10月に納入目標を引き下げていた。スピリット・エアロシステムズが供給する部品の不具合で機体検査が必要となり、納入に遅延が生じた。
複通路機(ワイドボディ機)「787ドリームライナー」は73機納入。70─80機の目標範囲に到達した。
関係筋によると、エアバスは23年に735機を納入し、目標の720機を上回った。また、総受注と純受注がともに業界過去最高を記録した。同社は11日に受注・納入機数を発表する。
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