- 2024/01/09 掲載
独鉱工業生産、11月は前月比-0.7% 予想外の低下
10月は0.4%低下から0.3%低下に修正された。
月単位の変動をならした3カ月間で見ると9─11月は前の3カ月に比べて1.9%低下した。
コメルツ銀行のチーフエコノミスト、イエルク・クレーマー氏は「予想外の低下だ。企業が受注減への対応を増やしていることを示している」と指摘した。
内訳では、資本財が前月比0.7%減、中間財が0.5%減、消費財が0.1%減。エネルギーが3.9%増、建設が2.9%減。
INGのマクロ部門グローバル責任者、カールステン・ブレゼスキ氏は、鉱工業生産は新型コロナウイルス流行前の水準を9%以上下回っていると指摘。短期的には楽観できる根拠がないと述べた。
同氏は「米経済はソフトランディングかハードランディング。中国経済にはまだ勢いが見られない。ドイツ鉱工業生産の外需は低迷が続くだろう」との見方を示した。
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