- 2024/01/09 掲載
東京株、バブル後高値=米株高好感、一時3万3900円台
9日午前の東京株式市場は、連休中の米国株高を好感し、買いが優勢となった。日経平均株価は一時、前週末比612円86銭高の3万3990円28銭まで上昇。2023年11月20日に付けた取引時間中の昨年来高値(3万3853円46銭)を上回り、バブル経済のさなかだった1990年3月以来の高値となった。午前の終値は481円21銭高の3万3858円63銭。
8日の米国株式市場では長期金利が低下し、ハイテク株を中心に値上がりした。この流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連株や電子部品株などが買われた。業種別では精密機器や電気機器の上昇率が大きかった。一方、鉄鋼や海運は上値が重かった。
市場関係者は「新年に入り、海外投資家の新たな運用資金が流入している。日本企業の業績の良さや企業統治改革の進捗(しんちょく)も好感されている」(大手証券)と指摘していた。
【時事通信社】 〔写真説明〕日経平均株価を示すモニター=9日午前、東京都中央区
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