- 2024/01/04 掲載
米シティ、中国で年内にも投資銀行設立 30人採用=関係筋
[香港 4日 ロイター] - 米銀大手シティグループは、早ければ今年末にも中国で全額出資の投資銀行部門を立ち上げ、30人程度を採用しようとしている。関係筋が明らかにした。
投資銀行部門は国内資本市場に特化する。人員は現地採用や香港など別の場所からの異動で今後数年で3倍の100人近くに増やす可能性があるという。
中国証券監督管理委員会(証監会)の記録によると、シティの投資銀行部門設立申請の可否を証監会が12月28日に決定したとされている。詳細は不明。
景気減速や米国との経済摩擦を背景に昨年、海外投資家は中国株から資金を引き揚げたが、国内の新規株式公開(IPO)は2年連続で世界で最も活況だった。
関係筋によると、投資銀行部門の最高経営責任者(CEO)、最高財務責任者(CFO)、最高コンプライアンス責任者はすでに決定しているという。
シティは大規模な事業再編のさなかで、昨年、中国のリテール事業から撤退し、中国ウェルス事業をHSBCに売却した。
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