- 2023/10/17 掲載
独VWブランドのコスト圧縮計画に遅れ=関係筋
[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、乗用車ブランド「VW」を対象とする100億ユーロ(105億ドル)規模のコスト削減計画を巡る主要施策の策定が予定より遅れている。影響力のある労働組合幹部らとの交渉に時間がかかっているという。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。
計画は2026年までに売上高利益率6.5%の達成を目指すもので、VWは6月、主要施策が10月までに整うとの見通しを示していた。
しかし関係者によると、従業員代表者らとの最初の会合が開かれたのが10月初旬だったため、主要施策の策定は年末ごろにずれ込む見通しとなった。
VWのこれまでの説明では、コスト削減計画には、量産モデルの削減に加え、VWブランドの乗用車、傘下のスペインのセアト、その高級車ブランドであるクプラ、チェコのシュコダの生産効率改善などが盛り込まれる見通しだ。
VWブランド車の販売台数は同社最多だが、以前から高級車ブランドのアウディやポルシェと比べて利益率は劣っている。
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