- 2023/09/28 掲載
米ナイキ、エアジョーダンの転売価値が急落 四半期決算に影響か
[ニューヨーク 27日 ロイター] - スポーツ用品大手ナイキが28日に発表する米新学期商戦期に当たる6─8月(2024年度第1・四半期)の決算では、主要な収益源である「ジョーダン」ブランドの業績が注目されるだろう。
分析会社アルタン・インサイツによると、オンのランニングシューズなど他のスニーカーブランドが急成長を遂げる中、一部のジョーダンシューズの価値は転売市場で低下。転売プラットフォーム「ストックX」では、ナイキの「エアジョーダン1レトロハイ」の新作に支払われる平均プレミアムが20年の61%から今年には4%まで落ち込んでいる。
バーンスタインのアナリストは24日、ジョーダンブランドの「勢いが失われている」可能性への懸念が出ていると指摘した。
ナイキは現時点でコメント要請に応じていない。
同社は総売上高に占めるジョーダンブランドの比率を報告していない。ナイキの23年度年次報告書によると、卸売りでジョーダンはナイキの売上高の約16%を占めており、前年度比29%拡大した。
同社が6月に示した6─8月売上高見通しは市場予想を下回った。北米で顧客がスニーカーやスポーツ衣料品への支出を減らしていることが背景。
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